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第5腰椎すべり症

第5腰椎すべり症はそのほとんどが分離症からくるものです。腰椎は上から5つ並んでいます。正常な状態であれば横からもそして正面から見てもきれいに並んでいますが、椎間関節が弱ったり、また椎間板に異常が出たりすることによって骨がずれてしまうことがあります。

この状態をすべり症と呼び、そのほとんどは前方にすべります。また、その他に変性すべり症、生まれつきの形成不全が問題である、形成不全性症と種類があります。

5番目の腰椎に多い分離症は、椎弓の一部である上下の関節突起が割れたりして、背骨の後ろ前が離れてしまった状態ですが、このことで、椎体がすべってしまうものです。

分離症にかかる方は日本では約5パーセントほどの確率と言われ、そのすべての方が発症するというわけではありません、すべりやすい人もいらっしゃればそうでない方もいらっしゃいます。

またこの病気は成長期に激しい運動をしたというケースによく起こり、つまりほとんどは子供の頃に疲労骨折をし、その状態が進んでくると見ることができます。

治療はほとんどがまず保存療法をします。正しい姿勢を指導し、また腰や腹部の筋肉を鍛えたりして筋肉がコルセットの役目を果たすように改善を試みる場合も多くあります。

コルセットを装着したり、薬物療法や理学療法、ブロック注射などもあります。保存療法の基本は安静にすることですので、痛みが強い急性期などは特にコルセットで固定しながら安静を大事にします。筋肉の炎症を抑えるために消炎鎮痛剤を用いたり、筋弛緩薬を用いる場合もあります。

これらの方法でも改善しない、という場合には手術になります。分離症の場合は固定術が行われ、症例にもよりますが金属の器具で固定する場合もあります。

第四番目の腰椎に多いのが変性すべり症です。こちらは高齢期の女性に多いという特徴がありますが、女性ホルモンの減少により支える力が無くなり、変性のすべりが起きると言われています。